ICETECH
アイステック社の紹介

創業者のマルチェッロ・ミズリーニは元々ジェラート製造機器メーカーの技術責任者だった。25年の経験を蓄積した後、1983年にフリゴジェログループ(FRIGOGELO GROUP)を設立した。フリゴジェログループはジェラート製造機械と店舗デザイン設計を手掛けることとし、ジェラート製造機械をアイステック社(ICETECH srl)、店舗デザイン設計をマルチプロジェクトサービス社(MULTI PROJECT SERVICE srl)と分類した。 アイステック社設立の動機はマルチェッロ・ミズリーニが独自に開発した技術をベースとして新しいジェラート製造機械を作ることだった。新しい機械とは『耐久性に優れた機械、メンテナンスのし易い機械、お客様の立場に立った機械』であり、アイステック社のコンセプトになっている。

マルチェッロ・ミズリーニは自分が設計し開発した機械が故障し、メンテナンスに高額な費用がかかり、お客様が困っている状況を憂いた。技術者として開発者として行うべきことはこの状況を打開し、お客様が困らない機械を作り出すことだった。機械である以上絶対に壊れない機械は不可能であるものの、耐久性があり、消耗部品が高額でなく、毎日の洗浄がしやすく、故障時にはメンテナンスがやりやすい機械を作りあげた。

開発の一例は、フリーザーのロータリースイッチ化が挙げられる。今日の技術力からすれば機械の自動化は困難ではないものの、自動化はコンピューター制御が伴いコンピューターが故障した時には高額なパーツ交換が必要になります。メーカーとしてはコンピューターを搭載して高く売れた方が良いものの、お客様の立場からすればコンピューター化よりもマニュアルで確認できることをコンピューター化する必要がなかった。

言葉で書くことは簡単なことながら、壊れにくい機械を作ることは様々な知識と経験、技術力と応用力、開発の時間とコストと、あらゆる側面から検証し研究し開発した成果であり、アイステック社のコンセプトの集大成である。

アイステック社は創業30年以上のまだ若い会社でありつつも、業界内の後発会社としてのメリットを存分に発揮している。メーカー主導の機械設計ではなく、市場のニーズを開発に組み入れている。それはイタリア国内だけでなく、世界中のニーズを集めて開発にあたっていることは、世界市場でもアイステックが認められている証拠です。
もちろん日本ユーザーの声も当社を通じて改善開発に取り込まれています。