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岩手県産 山の葡萄日付:2019.09.06


業務用バルクジェラートでは、国産シリーズから新商品を発売します。


山ぶどうは2種類ある日本在来種のうちの1つで、古くから日本に伝わる葡萄の品種です。元々冷涼地の山間部で自生していた野生のぶどうで、岡山県から北海道にかけて見られる品種です。特に東北地方ではよく知られており、日常的にも飲料・製菓などに用いられます。

現在では岩手県が全収穫量の6割を占めると言われており、岩手を代表する名産品となりました。


山ぶどうの特徴は、とにかく酸っぱくて苦いぶどうです。しかし、このすっぱ苦さの中に、栄養成分が盛りだくさんに含まれています。鉄分やカルシウムは一般的なぶどうの数倍もあり、多くの栄養成分の中でもポリフェノールは8倍近くもあると言われています。ポリフェノールは抗酸化作用に働きかけると言われており、体の老化防止や美容に対して注目されているので、機能性フルーツであることがわかります。


このようにすっぱ苦い中に豊富な栄養成分があり、ぶどうの旨みが凝縮されているので、加工向きであり、特に甘さを調節できるスイーツには素晴らしい食材と考えました。糖分を加えることですっぱ苦さを消すことはできますが、“素材の味を活かす”当社のコンセプトでは、すっぱ苦さこそ山ぶどうの特徴であるため、この特長を活かした味作りを行いました。

甘みがぶどうのフレーバー感を押し上げ、ほどよい酸味がすっきりとした岩手県産の山葡萄ジェラートに仕上げております。