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鹿児島むらさきいも日付:2018.08.30

業務用バルクジェラートでは、国産シリーズから新商品を発売します。

紫いもはいくつかの品種があり、種子島紫、パープルスイートロード、ナカムラサキなどがあるが、アントシアンを一番多く含むアヤムラサキがダントツで紫色である。しかもアヤムラサキはとても発色がよく、天然色素としても用途を広めるほどであり、いわゆる“美しい紫色”が特徴である。『鹿児島むらさきいも』はこのアヤムラサキを使用しており、ジェラートの色合いは煌めく明るい紫色で、ヴィジュアルから楽しめる。

 

アヤムラサキは甘さ控えめ言われるが、スイーツにはとても適した食材である。それは甘さを調節しやすいからであり、

甘さを調節できると言うことは素材本来の風味を表現しやすい。なぜなら風味は甘さに乗ってくるからである。甘さが控えめと言っても紫いもの風味が薄いと言うことではなく、『鹿児島むらさきいも』はむしろ薩摩いもの風味豊かであり、パープルスイートロードに勝るとも劣らない、素材本来の濃厚な風味が備わっている。

 

紫いもの主な成分は、ヤラピン、ポリフェノールの一種クロロゲン酸、そしてアントシアン。アントシアンは眼精疲労や、花粉症の原因物質と言われるヒスタミンの抑制効果があると言われます。紫いもが紫色であるのはアントシアンが他の食物よりも多く含まれているから。ヤラピンは薩摩いもを切ったときに出てくる白い液状のもので、腸の蠕動に作用すると言われ、薩摩いもを食べると腸活になりそうなのは、豊富な食物繊維とこのヤラピンの相乗効果でしょうか。 

 

古来、甘藷や唐芋と呼ばれていた芋が“さつまいも”と呼ばれるようになったのは、江戸時代の青木昆陽が薩摩から芋を持ってきたから”薩摩いも“となった。それ以来人々に愛されてきた事がわかるのは様々な言葉遊びからも伺える。味が栗(九里)に似ているから九里までいかないけれども八里半と呼ばれ、いやいや栗より美味しいから九里四里(くりより)うまい十三里と呼ばれた。この語呂合わせからさつまいもの日は1013日。なんとも風情のある物語です。煌めく明るい紫色で、濃厚な風味を持つ『鹿児島むらさきいも』をお楽しみください。